稲沢市教員組合（ITU）

　11月30日（火）、稲沢市勤労福祉会館多目的ホールにて、教文部主催の「２０２１ 教育講座Ⅱ」を開催しました。
　今回は、多くの企業や学校に人材育成プログラムを提供している株式会社アイビーエー代表取締役の水田有美子先生をお招きし、保護者への応対マナーについてご講演いただきました。
　はじめに、普段から「心」を整えゆとりをもつこと、保護者のご意見に対して肯定的に応対しようとする気持ちをもつことの大切さをお話いただきました。また、気持ちのよい応対は、相手に信頼感や感動を与えることにつながることを「感情の振り子」によって分かりやすく解説していただきました。
　次に、大切にしたい言葉の選び方や初期応対時にしてはいけないことについて学びました。その後ペアになって、教えていただいた「うん」「なるほど」などのＮＧワードを言わないように気をつけて、肯定的な相槌や相手の意見を復唱して確認する応対スキルを会話の中で使う練習を行いました。
　最後に、「うちの子の服が破れていたんですけど、どうなっていますか？」と尋ねられた電話応対の事例について、｢ご意見応対五つのステップ」（①限定的謝罪②傾聴・確認③状況説明④提案・依頼⑤感謝）に沿って、保護者役と教員役に分かれて実践を行い、その効果を体感しました。
　 水田先生の素敵な笑顔と細やかなお心遣いのおかげで、会場は終始温かい雰囲気に包まれ、予定していた時間があっという間に過ぎてしまいました。ご参加をいただいた組合員󠄀のみなさま、ありがとうございました。