稲沢市教員組合（ITU）

　８月２６日（土）名古屋文理大学文化フォーラムにて「２０２３教育フォーラムＩＮ稲沢」を開催しました。教員２５１人と保護者１０２人の合計３５３人に参加していただきました。
　講演に先立ち、「子どもたちに自信をもたせ、可能性を引き出すには」をテーマに、事前アンケートの結果をもとに、教員・保護者の４名のパネリストによる意見交換を行いました。その中で、子どもの健やかな成長に対する思いや意識、課題などを共有しました。講演には、長年、野球指導にかかわられている、ベースボールスピリッツ代表の奥村幸治さんを講師にお迎えしました。「奥村流！子どもに自信をもたせ、可能性を引き出すには　～イチロー・田中将大との出会いを通じて～」と題し、イチロー選手の専属打撃投手を務めたり、田中将大選手の指導を担ったりした経験談、少年野球での指導にもとづく子どもたちの「可能性を引き出す」教育法についてご講演いただきました。
　講演の中では、イチロー選手が普段の生活の中で習慣化していることや目標を達成するまでのプロセス、田中将大選手が信条としていることなどを具体的なエピソードを交えて紹介していただきました。また、名監督と言われた野村監督や星野監督との出会いから学んだ野球への思いや人生観などについてもお話しいただきました。主体性をもたせ、やる気を引き出すコーチングや明確で到達可能な目標をもつことの必要性、決まった行動（ルーティン）を繰り返すことで、良好なパフォーマンスを発揮できること、前向きな声かけが存在欲求を高めることなど、さまざまな教育法について教えていただきました。参加した教員や保護者にとって、子どもとのかかわり方や声のかけ方について学ぶ機会となり、大変有意義な時間となりました。