稲沢の教育に責任をもつ組合

2023 教育講座Ⅱ

支え合い、学び合う、インクルーシブ教育とは ~子どもの発達特性を理解し、その支援方法を探る~

 11月10日(金)、 障がい児成長支援協会代表理事の山内康彦先生をお迎えして、教育講座Ⅱを開催しました。
 山内先生には、特別支援教育に関するこれまでの経緯から最新の情勢や、ご自身の経験をもとにした特性をもった子どもたちとのよりよいかかわり方について、事例を交えながら講話をしていただきました。
 学校の中で「困った子」は「困っている子」としてとらえ、子ども自身が何に対して問題を抱えているのかを分析し、一緒に寄り添う姿勢で適切な支援を行うことで、成功体験を積み重ね、自信をもたせることにつながることが分かりました。また、療育とは「医療」と「教育」が合わさった言葉であり、発達に特性のある子どもに対して丁寧にアセスメントし、早期の段階で医療を施すことが大切であることも教えていただきました。
 参加者のみなさんからは、「クラスの子どもの言動に対して、もっと共感的に受け止められるようにしたい」「特性のある子どもたちへの接し方について、自分一人で難しく考えないで、周りと連携しながら、みんなで考える姿勢を大切にしようと思った」など、本講座で学んだことをもとに子どもとのかかわり方を見直そうとする声が多数寄せられました。

2023/12/6